石鹸 の 作り方
石鹸は紀元前の昔からあるものですが、石けんの作り方について簡単に紹介していきたいと思います。
石鹸は、植物性または動物性の油脂を、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムといったアルカリ物質と一緒に煮立たせて作ります。
大規模な工場になると、また別の方法で作られたりもしますが、手作りせっけんの基本的な作り方は上記のような形になります。
水と水酸化ナトリウムを混ぜてアルカリ水を作り、それにサラダ油やラードを混ぜて熱を加え、煮沸していくと、石鹸とグリセリンができあがっていきます。グリセリンが残ったままだと、石鹸の性能が落ちてしまうので、グリセリンを除去する作業を行います。
グリセリンを取り除く作業は塩析と呼びます。石けんとグリセリンが混ざったものに食塩水を加え、加熱していきます。すると石鹸成分だけが固まっていくので、それを取り出せばOKです。
ただ、1回の塩析では油脂分が残り、質の高い石けんは作れないので、同じ作業を繰り返すことで高品質なせっけんになっていきます。
大量生産には向かないので、手作り石鹸を作る際に行う方法といえます。