乾皮症 とは
乾皮症 とは、皮膚が乾燥して潤いが欠如し、かさついている状態を指します。子供と高齢者の方に比較的多い皮膚病です。
また、乾燥肌の人は、乾皮症を患っている人も多いかもしれません。
乾皮症(かんぴしょう)は、肌の水分が極端に減少しているため、皮膚が乾燥し、肌のバリア機能も低下しています。肌のバリアが機能しなくなるので、外部からの刺激をもろに受ける形になってしまい、痛み、かゆみなどを感じるケースが多くなります。
そのため、肌の乾燥を改善するため、保湿化粧品などでスキンケアを行うことが大切になります。特に冬場は乾燥がひどくなるため、必須のケアになります。
基本的なスキンケアは、化粧水→美容液→乳液(クリーム)になります。化粧水で水分をしっかりと補給し、美容液で栄養を補充、乳液(クリーム)で油分を補います。
また、洗顔料や洗顔石鹸は肌にやさしい低刺激ものを使用するようにしましょう。
とにかく乾燥を改善したいので、しっとり感や保湿を重視した化粧品を選ぶと良いと思います。
乾皮症はかゆみを感じるケースも多いので、かゆみを悪化させない工夫もしていきます。
汗をかいたらシャワーを浴びて清潔にする、髪が皮膚に触れないようにする、衣服や化粧品が原因でかぶれることもあるので注意するなど、気を使っていきましょう。
また、かゆみを引き起こすヒスタミンが含まれる食べ物もあるので、食事にも気を使う必要があります。ヒスタミンを含む食べ物はいろいろありますが、チーズ、トマト、ほうれん草、牛肉、マグロ、卵白、バナナ、パイナップルなどが一例です。
就寝時に無意識のうちに肌を引っ掻いてしまうこともあるので、爪を短く切り、手袋をして寝るなどの対策を施しましょう。
乾皮症はとかく神経質になってしまいがちですが、趣味や仕事などに集中して、できるだけ意識から外すことも大切になります。